イワセ産興様【サイネージデザイン】
2025/10/10



ご縁をいただきイワセ産興様のデジタルサイネージのコンテンツデザインを制作させていただきました。

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■ ご相談内容
イワセ産興は、東京都阿佐ヶ谷にある創業55年の老舗で、店舗や事務所などの物件を豊富に扱う不動産会社です。今回は 阿佐ヶ谷駅南口の郵便局となりにお店を構える"阿佐ヶ谷駅前店"の店頭に設置されたサイネージに掲載するモーショングラフィックスのご相談でした。

クリエイティブな仕事の中でも、不動産関係は2回目です。 きちんと丁寧に進めるためにも専門的な知識が必要で、急遽チームとして"いちねんてん"平山隼人氏に参画してもらい、合計で4種類のモーショングラフィックスを制作しました。



■ デジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは電子看板です。むすかしく言うと『電子的な表示装置を用いて情報を発信するシステム全般』のことを言います。


都心に近づけば近づくほど「電子看板機器」や「ディスプレイ」が駅や商業施設に増えています。コンビニではレジ上にいつのまにかディプレイが並列に設置され、私もレジに並ぶ際にはつい上部へ目をむけてボーっと見てしまいます。フードコートやファストフード店のメニューも今やほぼ電子看板ですね。

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日本では渋谷のスクランブル交差点や、銀座のビルなどには大きな電子看板が設置されていて、アメリカの電子看板などは桁違いの迫力で圧倒されそうなほどです。

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■ 最近のデジタルサイネージ
いつかの国際展示場のブランディングブースでは、最新の電子看板が並んでいました。プロペラ式でくるくると回る羽に立体にデザインが浮かび上がるもの、水面のゆらめきがプロジェクターで看板のように投影されるもの。最新のものではマット状にくるっと巻いて運べる電子看板も主流らしいです。くるっと巻ける持ち運び可能なサイネージ!?技術はすごい速さで進んでいますね。あっぱれです。ぼけっとしていたら進化の波に追い越されそうです

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■ 広告宣伝は生もの?
現在は、業種や業態によって『商品やサービス』は常に生モノで、情報・広告は入れ替えの頻度が上がっているのでしょう。どれだけ情報を新鮮なうちにお客様に届けサービスに繋げるかが、広告宣伝効果の鍵になっている時代だと街中の電子看板が物語っています。

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■ デジタルとアナログとアート
人間のデジタル表現方法はとても幅が広がっていて、建物などに鮮やかに投影させるプロジェクションマッピングや、ヘッドセットをつけ仮想空間内での立体表現VRなど。さまざまなアートワークが豊かな方法で発展しています。美術館におけるゴッホの絵画展などでは、アナログとデジタルの境界線をなくすかのように「空間と絵画」が一体となって表現されています。まるで別次元に迷い込んだかのように視覚全体をアートが奪っていくのです。デジタルでのアートワークは今後も大きく発展すると感じていますが、同時にアナログの良さを求めて時代返りする文化にも私は注目しています。

私の周囲では時が早く過ぎているように感じます。

皆さまもどうかご自愛ください。



わかば